日本マイクロソフトが語るAIサービスの最新動向とビジネスへの活用について

こんばんは。

本日は、日本マイクロソフト株式会社がMicrosoftのAIサービスについてのプレス説明会を10月23日に開催した件についてAIに紹介していただきました。

AIサービスに関するプレス説明会の紹介をします。

プレス説明会では、マイクロソフトが提供するAIサービスの最新動向や、企業や社会に与えるインパクトについて説明がありました。以下に、その内容を簡単にまとめてみました。

マイクロソフトは、「地球上のすべての人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」というミッションのもと、AIをあらゆる製品に搭載しています。例えば、WindowsやMicrosoft 365、Teams、Xboxなどです。

また、AIを人間の副操縦士として位置づけ、人々がより創造的な仕事やイノベーティブな思考に集中できるように支援する「Copilot」というコンセプトを提唱しています。GitHub CopilotやPower Platform Copilotなどがその例です。

さらに、AIを開発する際には、「有意義なイノベーション」「人と組織のエンパワーメント」「責任あるAI」という3つの原則を掲げています。これは、AIがお客様や社会の課題解決に役立つテクノロジであり続けるために必要なことだと考えています。

Open AIとの連携

マイクロソフトは、Open AIという非営利団体と共同研究を行っています。Open AIは、自然言語処理や新しいAIモデル、アルゴリズムなどを開発しており、その成果物はマイクロソフトの製品に組み込まれています。

特に注目されているのが、「GPT」という生成AIです。GPTは、大量のテキストデータから学習して、自然言語を生成することができるAIです。

GPT-3は2020年に発表されたもので、45億個の単語からなる巨大な言語モデルです。GPT-4はさらに規模が大きくなっています。

マイクロソフトは、GPT-3やGPT-4などを「Azure OpenAI Service」という名前でクラウド上で提供しています。

これにより、お客様は自分のシステムやアプリケーションにGPTを組み込んで利用することができます。例えば、文章やコードの生成、要約、チャットボットなどが可能です。

AIがもたらすインパクト

マイクロソフトが提供するAIサービスは、すでに多くの企業で大きなインパクトを実現しています。以下に、その事例をいくつか紹介します。

パナソニックコネクト：全社員12,500人に向けて、「ConnectGPT」というAIアシスタントサービスを展開しました。これはAzure OpenAI Serviceで構築したもので、生産性向上を目的としています。
CARMAX：ウェブサイトで販売する車のサマリーをAzure OpenAI Serviceを活用して迅速に作成しました。11年かかると想定された膨大なカスタマーレビューを、わずか数日でまとめることに成功しました。
EY：新規の契約や監査作業において、ドキュメントオートメーションを利用しました。これにより、約25万時間もの作業時間を削減しました。
note：月間約4000万人が利用するnoteでは、タイトル提案など創作支援の領域にAzure OpenAI Serviceを使った新機能を実装しました。
wevnal：B to C領域におけるブランド体験向上を推進するwevnalでは、自社サービス「BOTCHAN」というAIキャラクターにAzure OpenAI Serviceを搭載しました。

まとめ

マイクロソフトは、AIをあらゆる製品やサービスに搭載し、お客様や社会の課題解決に貢献しています。また、Open AIとの連携やパートナーとの協業により、AIのイノベーションを加速しています。AIは無限の可能性の扉を開くテクノロジです。マイクロソフトは、その扉を開くお手伝いをしたいと考えています。

いかがでしたか。ちなみにGPT-3やGPT-4は、自然言語を生成することができるAIです。

これらのAIを使ったアプリケーションは、さまざまな分野で活用されています。例えば、以下のようなものがあります。

メール対応の効率化：GPT-4を使って、メール文の下書きや自動返信を生成することができます。メールの内容や相手に合わせて、適切な文体やトーンを調整することもできます。
対話的ストーリーの作成：GPT-3を使って、仮想存在との対話を可能にするアプリケーションがあります。ユーザーは、自分の好きなキャラクターと会話したり、物語に参加したりできます。
高速なセマンティック検索：GPT-3を使って、自然言語での質問に対して、関連性の高い回答を提供するアプリケーションがあります。Webコンテンツやニュース記事などから重要な情報を抽出することができます。
コード生成：GPT-4を使って、Web開発に関するコードを生成することができます。開発者は、デザインや機能に関する説明を入力するだけで、HTML、CSS、JavaScriptなどのコードを作成できます。

まだまだ広がりをみせるAIサービスです。今年でかなり進んできているように思います。

それではまた。